アイラブユー

彼女が好きすぎて

もやもやするんで

かき混ぜましょう

マドラーのように

からんからんと氷が揺れる

コーヒーにシロップ

煙のようなミルク

ストローで吸う

ああ、何に喩えれば

ああ、苺を摘もう

ああ、キリスト教さえここにあれば

ああ、フランシス・ジャムのように

僕は敬虔な詩人になりたい

生まれたときから処女だった君は

生まれたときから淫乱で

生まれたときから僕を愛して

生まれたときから美しかった

夜には毎晩夢を見ながら

つぼみに

花が咲き

散って

いつしか葉桜

緑が広がる

忘れてしまうよ

散歩の途中に

どこかに立ち寄り

ふっと横目で

なにかを見ている

そんな毎日を思い浮かべる

三年たったら生まれ変われる

それから四年でまた生まれ変わる

それから何年?

百年間をいくらでも

もう好きなように刻めるね