J-POP

くだらない音楽にメロメロな君に僕は絶望する

薄っぺらの詩に騙されて胸痛める君を僕は愛せるだろうか?

中身のない希望に乗せられて気持ちだけ昂揚させて

そうだ何か始めなきゃなんて思ってる君を僕は軽蔑する

ふんわりと包まれるような生き方で平和願う

じわじわと犯されていく自然な偽善へ

夕暮れに涙してる口許は笑う

本当は夜が来るのを待ち望んでいたんだろう

そんな口で僕に好きだと告げるとは身の程知らず

何一つわかっちゃいないからそんなことができるんだ

ああ、君は本当にわかっちゃいないね

僕は君のような人間を憎んでいるのに

何一つわかっちゃいない君はきっと無意識で無垢

無知、無教養だが無敵 複雑な僕にしたら素敵

純真な君は瞳うるませてまっすぐに僕を見る

思想信条も本能に負けそうになる

ひとまずあらゆる禁忌を気にせず

やりたいだけやってまた考えたい

そのためになら嘘をついたってもいいだろう

たぶん君は泣くだろう

高い草むらの中で眠る花々の声に耳を傾ける

幽霊が背中を冷やして体温を奪い

思わず変なことする

幻覚だ僕のせいじゃない