時速四キロの太陽の破片

J・M・バリの小説で

恋の競争に勝つためには

馬車に乗って好きな人のところへ

一番乗りすることが

大事なんだって知った

僕は遅い

時速四キロの長い旅を

のんびりと揺れながら

ただ清らかな愛を信じている