流れる星のビバップ

 爽快 道理で綺麗な月

 今なお照らす 光の幻

 夜を記憶が優しくそっと覆い

 咲き続く混沌の花が笑った

 ソウルフルに心はシャンクする

 切り取られていった原風景のアラベスク

 ただ蜜の様な香りを永遠に映す華やかな色に振り向く

 あの夏の消滅を拒絶するように

 今日くらいは最高のキスをしたい

 「夜が明けたね」と囁くような

 かなり やばい 鼓動も速まり

 涙 もし静かに流れても 僕らは想いを殺す

 何回 夜に部屋で独り

 悲哀の雄叫び 「傷無き玉を!」って

 何のキッカケか神話とか読んでみて

 “神様”って名は知ってた

 ソウトフルな心はシンクする

 剥ぎ取られていく原体験のデスマスク

 だが眩しい光も捉える瞳をそっくり夜の中で無くした

 時の流れに躓いていく

 「それが未来か」と 戻しようもなく

 忘れてたあの街が

 本当でいっぱいに満ちあふれるとき

 涙もいい 流すことにしよう もう子供じゃないならね

 (もういいかい!)

 カオスと手を切って ここへ戻る

 枷を断ち 夜の空気を吸う

 僕が今 言ったことは

 祈り? 誓い? 未来とかじゃない?

 涙 もし静かに流れても 僕らは想いを殺す?

 涙 もし静かに流れても 僕らは想いを殺す?

 捨てきれず 諦めず 優しさを遙かな記憶の中へ