夕闇の白球ボール

先生忘れないで

あの日追いかけた白球のボールを

僕らは必死でノックした

先生めがけてノックした

だけども僕らはまだへたくそで

あさっての方へばか飛んでいく

それらを必死で追いかけた

先生の姿 忘れない

へたっぴな僕らのお尻を拭って

ひたすら白球追いかけた

夕闇のなかで

思い出すよ 夕闇に映えた

先生の涙と 白いシャツ

先生忘れないよ

あの日追いかけさせた

白球のボール