雲殺しの少年月へ行きたいと思う

最悪な気分で口を尖らせて

気に入らない奴の脳天に風穴を開けて

そうして後から気づくんだ

目の前で

死んでる奴の愛おしさ

全てこじつけで僕は憎んでく

全てこじつけで僕は殺してく

僕は心の殺人者

脳内でいつも誰もが死んでく

そうして後から自己嫌悪

死ねばいいのは僕だけなのに

最悪な気分で口を患って

本当に言えることなんて何一つなくて

そうして後から気づくんだ

いつだって

考えたことなんてない

全てなりゆきで時は進んでく

全てなりゆきで時は殺してく

僕は心の殺人者

脳内でいつも時が死んでいく

そうして後から自己嫌悪

それでも時間は止まってくれなくて

どこからともなく落ちてきた死体

見上げても何も空にはなくて

脳味噌の節々からぽろぽろとこぼれ落ちる

道路はいつでも死体に溢れて

それでも僕だけ気がつかなくて

空を見上げる資格すらないって

決めつけて勝手に何もかも殺して

空だって今日は雲一つない