天才としての面目を勃起

消化される摩天楼の裏表を知る青年の処女膜は徐々に薄れ行く

明滅という名の限界を知りその界隈には投げキスを頬張らせる

先天的連続性が花火の如き火花を散らし

愛しさの余り自害を企てる修行僧の鼻の下膨張を促進

至極単純明快である高利貸しの運命に抗うも悲しき様に因りて

縛る仕草の焦点をずらし原子力発電所のキーセンテンスを挙げる

照明等は無きにも等しく

生活薄弱者の徴兵のゴングが紺碧の空の下に鳴り響き

臓物と更年期障害を象徴した虚ろな鎧を身に纏い

彼の名前は本邦初公開的な色彩を解脱する