アイドルの伝説

ある日

風を聞いたアイドルが

森の小人の元へやってきた。

漆黒の木々をかきわけて

赤色の沼を泳ぎ渡り

森の小人の元へやってきた。

風を聞いたアイドルは

小人を見つけこう言った。

「踏み潰してやる!」

ぷち

という音のもと、小人は踏み潰された。

アイドルはほっとした面持ちで

カヌーに乗って出て行った。

もちろん

遠い遠い親戚のもとに

殺人罪から逃げてくためにね。

めでたしめでたし。