音読みの注連縄

誰にも見えない存在になりたい。

しにたい、しにたい、しにたい、しにたい。

そればかりをくりかえしていたい。

そうして誰にも無視されたい。

しにたい、しにたい、しにたい、しにたい。

呆れてください。

或いは、しんでください。

しにたい、しにたい、しにたい、しにたい。

わかりきっていることを、わからせられるとき僕は

言い訳をしてしまう、

これ顕著な例。

けれども自負する。

僕は、気付いているのだ。更に大きく確かな【ワク】に。