大学は終わった

終わったんだ もう来ない 少女は過ぎ去った 少年はいつまでもそこにいて それで問題ないそうだ わたしはここには戻らない 愛していたって 証拠も残さず きれいさっぱり消えて無くなる もちろんこの言葉たちは残りますよ きっと永遠にね だけどそんなの何にも…

ざつぐさ野郎の微笑ま珍事

スローボール落ちる直前 全力スイングかち割る氷 バックスクリーン魂はねかえる キラキラの硝子ショー みぞれ雪の結婚式 ハイハイ光の速さで 小学校苦しんでるうちに 工場で指切って痛い 孫の顔いくつか うつる棺桶そして墓石 幸福論唱え終わらん うちに世界…

別れる

もうおしまい 切り替わらない 重くなる宇宙 ただひたすらに濃くなっていく 置いていく 雲の向こうの星空とともに 寸胴の底の底 暗闇を敷き詰める 晴れやかに僕は走るのである 軽快に脚を回し車は回る 誰もいやしない 混沌橋落ちて跳ねる 決意表明と思って結…

めぐりを待つ

遠い遠い 女の子 大好きな友達に囲まれて 花々しくて知らなくて 新しすぎて変わってはしゃぐ もう誰のことも信じるのやめて 目の前のことだけ信じはじめて 舞うように飛ぶように 溌剌と世界を呼び出して遊ぶ あの子のことが好きだった ただ一つだけ気になっ…

解題 魔女

僕が詩の中でしたくないと思っているのは、暗号化。本当に言いたいこと、意味を詩にぼかすこと。言いたいけど隠したい、そのどちらの欲求をも叶えるために、詩の形式を利用すること。そういうのはできるだけ避けてやってきた。意味の拒絶。そのあまりまった…

ゆこう

ゆかいな雪のふる夜にゆらゆら揺れる夢の夕日のゆるやかな行方あらゆる由来 悠々自適 優雅に遊戯唯一無二のゆるぎない余生ゆっくりゆったり手を繋ぎゆびとゆびとで結い上げるのよ ゆたかにゆたかに ところであの思い出の遊園地は今やUFOのひみつきち ゆかい…

素の肖像

全然僕と関係がない ただの君 の写真 全然君は 言い訳をしない 紫の空の花 抱いて撮って 眼を開けて パズルのような わからない顔 愛されるために生まれてきている そのまますべてを収めた写真 街を歩く人と話すいつもの姿とまったく違う 触れられないほどい…

めまいの壁に

大きなこと 僕のこと わからないもの だれかの部屋の壁に貼られているもの 未知のこと 開かれる桃色の扉 その向こう 褐色の扉 その向こうに 四角く囲まれた空間 そびえるものたち 空気と時間 毎日の服を 纏い続けてきたその証拠 匂いや 舌に来る味 二の腕に…

合流

ぎゅっとしてる 怖がらないで 交換を続けてねえ とじてもひらいても闇なのは 泳いでるからさあ 落ち合おう 心のなかで ぐるぐるしてた先にいる どんなこと考えてたって最後 混じっているなら 幸福ってものだ 計算は合う 頬は寄せられる 花は咲く 草は育つ 景…

素敵な桜

月が好きです 星が好きです 雪が好きです 桜が好きです 女の子の名前にも多い 花の名前はありふれてきた ずっとまわりに囲まれてきた 歩きながら光をまとって 目を瞑って想像したい 惜しいことをしたねあと数時間 散りぎわ虚しく勝手に泣いた その色を僕も見…

幻の中にいた人へ

夢 夢 紫色のが消えてゆきます 時間がばっくれ わからなくなる 永遠があるとしたなら こんな感じニャ 秒も時間も わかんなくなる ただ紫の 細いおふとんだけが 見える 女の子より 子供になりな

文学 後編

僕は時間を愛しています それを文学といいます 回る地球に繋がって あなたの心と繋がっている 舞う人が美しいのは 心と繋がっているからです その人の気持ちが邪悪なら どこかで地球と繋がってんです 全部は独立していて協力します それがすべて一つの容器に…

脳がバグってクルッてルン

はいはいおりたら ステンドグラス きらめくお部屋においでます ステッキかざして若返り 駆け回るんルン 写真の幼児 抱きしめて僕をね 新しくしてよね 涙を浴びせて まぼろし見して ピンクとオレンジ クルックル パーラー 落ち着きのないコーヒーカップ 渋い…

ししん

私信 指針 詩心 その他いろいろ 失うもの すべて シシン 音のことよ 昔のことと 目を閉じて今 お願いね 君と言えばみんなになる みんなも君に消えていく 溶けて絡まるソース たれる 滋賀の米原 錫の匂い ふっと切り取り ここになる しのびの愛です スパーク…

そよぎ

無気力でどうしようもない夜 うれしくてうれしくてたまらないことがある 愛しい人 離れると魂が延びて細くなる

おやすみなさい

おなじいきもの おなじうごき はいはいと ぼくたちのぞむ おなじほうこう おなじほし ちがうなきごえ じゃりんじゃりん どうぶつのほし ふわふわのにやり りょうてをりょうあしに ぼわーとひろがる パジャマ着てねる

しずくのあまみ

ちらりと見えて さっと消え かりにも無いもの そよぐ 桟橋 あそぶ 湯を摘んで ふりまく くるり はちみつ 火の灯る灯籠 くらやみ 樹のにおい つめたく湿った風が抜く 朝露 ばった 止まっていた音

日本全国ご当地魔女さん

魔女っていんだぜアサコサン 金沢の三階のローレンス 帯屋のVIVA!って地下の店 たぶん世界中にいる 秋田町のぴのきお 国分寺のでんえん どこにでもいるよ 探すまでもなく きみのそばにもいるはずだ 絶対気配は消しながら 魔女はいつか果て 消える きみが彼女…

最新型の喫茶店

新聞 週刊誌 ひごとに年をとっていく 目を細めて朝ドラ見てる 花 カレンダー かぎのしまらないお手洗い かつては和式だったはず 珈琲豆 卵 ストロー ガムシロップ ミルクシェイクがだんだんと よくまざらなくなってきた 午前八時に毎日ひらき 午後一時にはし…

悟りは愛

想い出を消しましょう 素敵な海に流しましょう その前で息を吸いましょう その空間を愛しましょう 快楽を捨て いったん目を閉じ 愛しましょう すばらしき風景に 呼吸でこたえ 時間とは流れるものにあらず 動くものにあらず 止まるものにあらず そんな軽薄な…

祈りは学んで実りある

おばあさんの喫茶店で 寝転んで読む その影に妖精が 僕のメルヘンを呼び起こす 色と形の花々が香る 散歩する人の残像で 少しずつ生きる小さな人々 何も心配は要らないな 信じることが証拠になった 祈りは学んで実りある みんなのことを考えるときに 大切な人…

死に亭八方塞り

ピンクのヴァンズ 赤いシャーツ ドゥンドゥビドゥンドゥビへヘイヘーイ ドゥンドゥビドゥンドゥビへヘイヘーイ 何度もくりかえす 関係ないけど「他人は信じられない」と言うとき人は っていうのは日記に書くとして あーサインもらって握手しとけばよかったな…

夏の朝の想い出のまとめ

眠れなく バンガローのテラスで 知らない隣のかわいこちゃんと 話してちゅーして 朝を迎えた そんな想い出をつくりつづけて 3000年がたちました あるフヘーベン 件メルワルツ 千葉行きの切手 地震ボン 夢みたいな朝霧 つめたい空気と汗ばんだ肌 知らない隣の…

おとなしいラブり

詰むくらい好きで あいあいのあい ですね ちらつく夢もほんやりと あなたと君とをたゆたうな 急にそう でも昔から ほどよい距離のあのお姉さん たなびく関係 こそ永遠 くるくるよりも はらはらでして ラブなことなくて エーならばユーに すっと吐く恋に ゆっ…

大衆バー

個性も 美意識も ないとこに 班はできる 文化の匂いも 一切ない 当たり前の普通 そんなバーで きっと たぶん まあそうだよな で 絶対も比較も何もない 一期一会もなんもない 日常のバーで 横長のカウンターが分断する 世間が壁作る 常識が雨降らす 沸き立つ …

最終手段

最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段 (最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段) 最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段 (最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段) イエー!すれ違う列車 突き破り飛び乗れ間違えたから …

境界線

夢を見すぎると 遠く離れた場所からも おもいだしてしまう あのとき買った飴玉は本当だったか あの知識は真実か 彼女は実在するのだろうかと 散り散りになった記憶が どうだか知らんが 巻き上がっていく 現実と 見分けがつかない 別れてしまった人たち 浮か…

ふたりのみーちゃん

ねーちゃんのみーちゃん とおくの永遠 ずっとの天才 いまここにいる ぼくのみーちゃん ふたりのみーちゃん ねーちゃんのみーちゃんはずっとの天才 ぼくのみーちゃんは毎日のごろごろ ねーちゃんのみーちゃんはいつまでもねーちゃん ぼくのみーちゃんはいつだ…

深呼吸

君に会いたかった 教えてほしかった 今はどこにもいないけど ずっと望んでいたんです 消えていく恋を追って 目またたかせる よろしく さよなら もう会えないけど よろしく 出会ってもいないけど さよなら 恋を夢見ている 僕が今夜、行く先なんて 誰も興味が…

死のこと

さくらももこさんのこと(だけ)ではない。お客さんがまた一人亡くなった。またというのは、今年に入ってふたりめ、ということ。どちらも、お客さん、というか、同時に友達でもあって、同業者だったり仕事仲間だったり、同じ趣味や好きなことを共有する人、…